人工股関節体験者ブログ

2018年11月に臼蓋形成不全の為 変形した股関節の治療で右の人工関節手術を受けました。その経過、思うこと、感じたことを綴っていきます。

術後10日目

朝6時起床。

 

1週間を超えた入院生活で

6人部屋がほぼ入れ替わった。

 

 

日曜日は、リハビリはお休み。

(ベッドの上で、自主トレ)

 

そして、面会時間が11時から20時までと長い。

 

この日は、珍しく3組の見舞い客。

 

午前に1人。

 

午後に2人。

 

沢山、喋って

私の必要なモノや甘いモノを差し入れて貰って

 

外界と繋がった感じ!

 

友人は 身内と違って

深い話から たわいない話で

いつまでも楽しく話し続けられるのが女友達。

 

私とリアルな時間を共有する為に予定を空けてくれて

遠くから来て 励ましてくれる友人の思いは

ありがたい。

 

 

早く元気になって

自由に歩き回れるようになって

一緒にあちこち行きたいけど…今は、痛いっ!

 

昨日から、湿布を出して貰って

傷以外の場所、膝下や膝下の側面筋に貼り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

術後9日目

朝6時起床。

 

リハビリ。

徐々に歩けるようになってきてるけど

やっぱり、傷関連以外の 痛みが気になって 怖い。。。

 

12時昼食。

 

18時夕食。

 

 

 

久しぶりに、今日は 一日不調。

 

頭痛がしたり、貧血のような 血が下がる感覚が出る。

 

自然とベットで横になっている事が多くなる。

 

貧血に関しては、採血の度に

ヘモグロビン値が上がっているから

食生活で自然治癒を待っているとの事。

 

明日は今日より 良くなる 良くなる。

術後8日目

朝6時起床。

 

久しぶりに 5時まで寝ました。

 

その後、二度寝して 高校3年の時の友人が夢に出てきた。

 

外出先で杖を忘れる夢。

 

杖を忘れるくらい 歩けるようになったらいいな♪

 

 

世間は祝日。

今日は その為 リハビリもお休み。

 

リハビリの宿題をベットで数回行う。

 

病室の中で 本を読んだりしていると飽きてくるので

病棟のロビー(談話スペース)で過ごしたりし始めたのもこの頃から。

 

何度かお顔が合う方とお喋りがスタート

 

皆さん、色々な体験をされて入院されていて

興味深いお話ばかり。

 

内科病棟なので 入院も定期的だったり

何度目かで 慣れていらっしゃったりする方もいて。

 

お互い良くなるといいですね…で締めくくりなんですが

 

こうゆうコミュニケーションが出来るようになってくると

整形外科病棟で 同じ人工股関節手術を受けた方と

語り合いあいたいな…としみじみ。

 

部屋を移る事が面倒になり

自分から部屋移動の事を言い出さなかったけれど

 

後悔の一つ。

 

 

 

術後7日目

朝6時起床。

 

一度寝てから目が覚めてしまい

夜中4時間ちかく起きてちゃったから 目覚め、体調は悪い朝。

 

その反面、一日は充実でした^^

 

まずは、抜鉤(ばっこう)しました!

 

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入浴の許可も出たので、早速 お風呂の予約!

 

人生でこんなに長く入浴しない事はありません!

 

8日空くのは新記録です(笑)

 

最近は、毎日 熱々おしぼりで身体を拭いていましたが

髪はベトベトで…

 

 

相部屋なので、病棟フロアにあるお風呂は一つ。

予約したら、30分使えます。

 

お昼近くだったのに 運よく15時で予約できました。

 

初だったので、看護士さんが少しだけ介添えで入ってくれましたが

壁に手すりがあるので杖の代わりに

手すりに伝わって歩けばいいので 大丈夫。

 

それでも、やっぱり ドキドキで 恐る恐るでした。

 

 ですが、爽快!

 

この日からは、一日置きに入浴。

バスタブもOKですが、時間的にシャワーのみにしました。

 

また今日から、看護学生の女の子が私の担当でついてくれました。

 

車イスをリハビリルームまで押してくれたり

検温や血圧を測ってくれたり

一緒に杖を使っての歩行練習に付き合ってくれたり♪

 

可愛らしいお嬢さんな上に

色々調べてきてくれてはアドバイスしてくれて…

心強くもあり 楽しくもなった入院生活です。

 

看護士さんも沢山いて、同じ方が連続で担当になる事が少なく

今回の 学生さんやリハビリのお兄さんのように

いつも一緒!というのは 相性させ良ければ

安心感がアップして、病院生活が安定しますね。

 

 

夜、主治医と執刀医グループの先生が来てくれて

手術痕や歩き方をチェック。

まずまずの評価で、そろそろ退院の日を決めましょう!

という事になりました。

 

当初の着地地点は、手術2週間後の11月29日(木)。

 

丁度 兄が来ていて、主治医との話を聞き

「週末なら、自分が車で迎えに来れる」と言ってくれ

12月1日(土) (2週間+2日)で お願いする事に。

 

シングルライフなので、何でも一人でやる!と自然に思っていましたが

入院説明や手術日の付き添い、この退院のお迎え。

 

その他にも 入院中に兄は何度も来てくれました。

 

年齢が上がってくると、親は高齢で頼りにならないので

兄の優しさは沁みました。

 

「欲しい物は?」と聞いてくれるので

最初は食欲もなく お水が唯一すっと取れるものなので

「お水」と伝えると

 

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この他にも

色々な種類のお水を購入してきてくれたり

 

 

お水に飽きてきた頃に

「……のカフェオレ」と伝えると

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「とりあえず 3本買ってきたよ」

 

と差し入れしてくれました。

 

自分が弱っているのものあるけど

人に大切にされる 優しくされるって

手術や入院はイヤだけれど、嬉しい副産物♪

 

兄だけでなく 友人達も色々良くしてくれ…

 

ホント ありがたいな…

一人じゃないんだな…

支えられてるな…

 

と この入院生活に噛みしめました。

術後6日目

朝6時起床。

 

体調は今ひとつでしたが

昨日から

“起床後、病院にある 熱々のおしぼりで身体を拭いて

着替えをする”

という習慣が加わったので、朝食までの時間を有意義に過ごせるようになりました。

 

それでも、支度が終わってから

また横になる…という日もありましたが

それはそれで、身体を休めるのが入院の目的なので

気にせずに、眠るようにしました。

 

 

午前中にリハビリ。

 

仰向けになってのリハビリでは、腰の痛み(固さ)が出てきたり

歩行のリハビリでは、手術部分関係以外に 以前から感じていた

膝のすぐ下や 膝下の側面の筋の強張りの痛さが出てきました。

 

療養ジプシー中に、リハビリ専門の病院で

「膝は異常ないけれど 腰は、脊柱管狭窄気味なので 

その影響で歩行が困難な可能性がある。(股関節以外の要因を考えると)」

と、言われていたので リハビリのお兄さんにその旨を伝えると

 

通常のリハビリを続けながら

股関節以外の要因を調べてくれました。

 

腰用に、腰の隙間を埋める運動もする。

 

ちなみに、後日 歩けば歩くほど 手術以外の痛みが不安になり

整形外科の先生に相談したところ…

「まだ、手術の方をかばったり、手術後のこわばりで

左右に振れる歩き方をしているから 要経過観察」という返答でした。

 

それは納得でしたが

リハビリのお兄さんは、それも考慮しながら

他の要因をつぶしていく、と親身になってくれ

心強く リハビリ訓練の信頼が厚くなりました。

 

入院中には こんな機械を使って

自動的に 屈伸運動をさせるリハビリもしました。

角度 90度 1回30分か60分

 

動画は、you tubuなどを使用する仕方なので

また、改めて ココに貼り付けます!

 

 

 

 

 

 

術後5日目

朝6時起床。

 

抜鉤(ばっこう)が済むまで 入浴不可の為

起床後、病院にある 熱々のおしぼりで身体を拭いて

着替えをするように。

 

抜鉤(ばっこう)とは…

 

手術の際の傷口を医療用ホッチキスで閉じた場合、手術後にその針を抜き去ること。

 

医療スタッフの方も、分かりやすいように従来の「抜糸(ばっし)」と言う方と

正確に「抜鉤(ばっこう)」という言う方がいました。

 

話の筋は分かるけど 「ばっこう」って何?と思い

早速、ネットで検索しちゃいました!

 

抜鉤は、傷の状態や採血、レントゲンなどで総合的に判断して行うそうですが

目安は1週間だそうです。

 

私は、傷口近辺の足の腫れや熱を持った状態は長く続きましたが

術後すぐから 看護士さんや医師の方々から

「傷口はキレイですね」と 声をかけられていました。

 

自分では「ぎょぎょっ! ブラックジャックみたいなんですけど…」と思っていましたが

確かに 血が滲むとか 液体が出てくるという事はなかったです。

 

お見苦しいですが

抜鉤前日の写真をアップしておきます!

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この日辺りから

体調が快方に向かってきて、体力も少しついてきた感じ。

 

これまでは、それ所じゃない 体調とメンタルでした。

 

身体を拭いたり着替えたり等の事に欲求が出始め

また それを、時間をかけながら自分の力で行動していく。

 

その延長で、イスに座って持参してきた本を読み始めたり♪

 

この日は、3日ぶりにリハビリの担当お兄さん。

前日の、貧血を考慮しての優しく細やかな対応!

 

貧血になりつつも ゆっくり杖歩行の練習も始まりました。

 

手術後は、整形外科の先生は術後の人工工関節の設置具合の確認が主。

大切なのは、理学療法士さんとのリハビリだと思いました。

 

私の場合、内出血があった為に 

血をサラサラにするお薬を処方するタイミングの為に

ヘモグロビン値を確認する必要があり

採血が多かったですが

だからと言って、医師の関わりは少なかったように思います。

 

 

そして、リハビリは焦りは禁物。

 

元々、手術前に歩行困難で運動量や筋力が落ちている事も考慮し

もちろん、大きな手術をした事も忘れずに

休む、動かす そのバランスも大切!

 

 

 

 

 

 

 

術後4日目

朝6時起床。

 

貧血の為か 朝から体調が悪い。

朝食はあまり食べられなかったが

少しずつ 起きている事にする。

 

術後の始めてのリハビリ。

担当の理学療法士のお兄さんは月曜が定休の為、別の方。

 

稼動域の確認はOKだったが

その後の歩行訓練に移る為に、立ち上がった時に

 

血の気が引き、冷が汗が出てきて 立っている事が出来なかった。

 

リハビリ室では、すぐに血圧計で測ってくれ

血圧には異常なし。

 

貧血ですね。

 

 

この日 入院中、唯一のTV鑑賞をした。

「YOUは何しにニッポンへ」

 

毎週楽しく観てたし 軽い感じで楽しめると思ったけど

テレビとベットが近いせいか 全然、集中して観る事が出来なかった。

 

これ以降、テレビを点けることはしないで

スマホで 「you tube」やアプリで映像を観るだけになった。

 

 

夜、主治医が病室に顔を出してくれた。

 

その際に 快方に向かっている事を喜んでくれて

「精密な機械を正確な位置に入れたはず。

 だから、ずっと持つはずだから…」

と伝えてくれた言葉が とても嬉しかった。

 

年齢ゆえに 再手術も視野に入れてはいるけれど

今の機械の性能を最大限引き出すようにベストを尽くしてくれた。

 

今回の手術に対する主治医に対する信頼は大きい。

 

F先生

執刀医グループの先生、手術チームの方々

 

本当に ありがとうございます。