人工股関節体験者ブログ

2018年11月に臼蓋形成不全の為 変形した股関節の治療で右の人工関節手術を受けました。その経過、思うこと、感じたことを綴っていきます。

術後3日目

朝6時起床。

 

起きてすぐ、体調の悪さと右足の痛さで

この不快な違和感はいつまで続くのだろう…と(悲)

 

この日の午前中に麻酔科の先生と話し

手術中から続けていた、点滴セットを外した。

 

スッキリ!!

 

でも、念のために腕には 針をさしたまま。

 

左腕に、水分と麻酔の点滴の針。

右腕に、輸血の時の点滴の針。

 

午後、友人がお見舞いに来てくれたので

手伝って貰い 術後 初めての着替え(○^^○)

 

スッキリ!!

 

 

持参した、本を読んだりする気力が沸かず

横になって ウトウトしたり

買ってきてくれた雑誌をパラパラめくったりしてた。

 

日曜日はリハビリルームがお休みの為

リハビリ無し。

 

今まで、カロナールという痛み止めを朝昼晩と3回飲んでいたが

この晩から、セレコックスとレバミピドが朝晩2回追加で飲み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

術後2日目

朝6時起床。

 

この時間から活動する必要はありませんが

部屋の電気がこの時間が点きます。

 

この時間に起きたくない人は

自分の枕元の電源をオフにしておくと

電気が点く影響が少なく 目覚めにくいとの事。

 

私は ずっとオンのままにしていました。

 

ここから、朝食までの時間は

術後の様態が安定するまでは

採血や体温測定などの問診が入りました。

 

 

午前中に尿道に通した管を外し

車椅子で付き添って貰ってトイレへ。

 

看護士さんから

「転倒や足を内側に倒す事にならないように」注意され

ナースコールで 優しく丁寧に対応してくれました。

 

手術した右側の足は 持ち上げて車椅子の足置きに乗せていました。

 

 

夕方、リハビリの理学療法士のお兄さんが顔を見に来てくれた♪

 

貧血の為、リハビリは中止になっていたけど

様子を見に来てくれたのは嬉しかった(^^)

「車椅子に移るのもリハビリだから」と声かけ。

 

「はい」

足のパタパタ動かすのを 気がついたらやっておいた。

 

この日も食欲はほとんどなく

差し入れの甘い物も1口で充分という感じでした。

術後1日目

朝6時起床。

 

朝食は8時。

この日の朝食は、お粥。

 

昼食は、通常メニューがうどんのせいか

卵とじのおうどんが出ました。

 

そして、夕食は 通常食。

 

食事は 美味しいものの

ほとんど手をつける事ができませんでした。

 

昨日の手術を終えてからの感想はどこかへ…

痛さと貧血で ヘロヘロっ。

 

傷口も痛いけど

手術をした右側の太もも表・外側がとにかく痛い。

 

通常の太ももの1.2~1.5倍くらいの腫れ。

 

 

血液検査の結果、ヘモグロビン値がかなり低く

内出血の可能性大!青アザも出てる。

 

自己貯蔵血を輸血。

 

この為、この日から行われる予定の車椅子に移る練習は

一度だけ 行われました。

 

痛いし、寝返りができず

苦しい一日だった。

 

 

 

 

手術当日

朝6時に起床。

 

夜 ちょこちょこ目が覚めたので

その度に経口保水液をとり この時間には全てを飲み終えました。

 

手術着に着替えがる前に浣腸。

浣腸液を入れた後、しばく体内に貯めておくのがいいのですが

私は 腹痛がひどく すぐに排泄。

それでも 問題なかったので良かった!

 

その後、朝一番のオペの為

看護師さんが押す車イスに乗って

隣りの棟の 手術室へ向かいました。

 

初めての病院の手術室。

付き添いの兄は、手術室に入る手前の待合室まで。

これ以降は、私の病室などで待つ事になりました。

 

この待合室には、今朝の手術待ちをしている人が3~4名いらっしゃって

(手術室はここだけではないので)

その規模には、ビックリしました。

 

よくテレビで見かける手術室へ!

 

そこいらっしゃるのは、外科担当看護士さん1名と

麻酔科のドクターが2名。

 

手術台に移ってから、点滴を確保したりしているのは覚えていますが

 

次に気が付いた時には、手術台からベットへ移り

手術室から 病室へ移動していく辺りです。

 

当たり前ですが、自分に何が起こったのかは覚えていず

酸素マスクが口を覆っていました。

 

移動していく最中に、呼吸が浅くなっていく感覚と

グッとこみ上げる気持ち悪さに襲われました。

「気持ちが悪い」 弱い声で何度か。

 

病室に戻ると、早速 麻酔の緩和剤を点滴をしてくれたので

しばらくすると この気持ち悪さは収まりました!

 

 

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病室の時計は 12時半くらい。

 

痛みを感じたら、点滴に痛み止めが落ちるボタンを好きなだけ

(マックス値は決まってますが)押してもいいので

痛み止めや麻酔の緩和剤のお陰で

あっという間に手術も終わったし、思っていたより大丈夫かも!?

と 穏やかな気持ちでこの日は終えました。

 

 

ノドの乾きがあり、最初は脱脂綿に水を含ませた物を

口に入れてくれただけでしたが

夜に 主治医が回診に来てくれた時に 話すと

後で来た 看護士さんが聴診器で腸が動いているかを確認してくれ

水を飲む事にOKが出ました^^

 

持ってきた ペットボトルに取り付けるストローが駄目だったので

水を飲む時には、ベットの背をあげて 水を飲みました。

 

また尿道に管を入れていたので、排泄の事は気にせず飲めました。

 

 

手術を終えて、兄が病室で待ってくれていました。

優しい兄ですが、さすがに手を握って貰ったり ハグをして貰う訳にはいかず(笑)

親密なパートナーがいるといいなぁ、とも思った。

 

そう言えば、友人に言えば してくれただろうけど

して貰わなかったな…

 

大きな手術は心と身体に大きなダメージがあるし

どんなに年齢を重ねようと 怖いや痛いという思いはなくならないから

しっかり受け止めて貰える関係の人間と 

して貰って身体の感覚に「安心」を感じさせてあげる事は大切だと

しみじみ感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入院準備★持参した物

「人工股関節手術」「入院準備」をネットで検索。

病院からの持参物一覧なども参考にして

このようなモノを持参しました。

 

・診察券 実は探しても見つからず、忘れで対応して貰った^^;

・保険証

・高額医療用の限度額適用認定証

・加入生命保険会社の入院・手術証明書

 

・運動靴/ルームシューズ 運動靴は退院2日前から履いた

・食事用具(箸・スプーン・割り箸)

・下着(ショーツは傷がどの位置にくるのか分からず悩み、病院の売店で2枚買い足した。デカパンの時は傷にかかるが、ノーマルな大きさなら傷はショーツの下になる)

・羽織る物

・靴下

 

・基礎化粧品

・フェイスパック

・洗面用具(歯ブラシ・コップ・フロス)

・入浴用具(シャンプー、リンス・ボディソープ・身体洗う用タオル)

・爪きり

ティッシュ/ウェットティッシュ

・紅茶/コーヒー/ハーブティー

サプリメント⇒術後用

・洗濯用洗剤

・500ml用ペットボトル用ストロー サイズが合わず、不使用

・杖

・マジックハンド

・本 持参し過ぎ。最初の1週間は読む余裕なかった。

 

・バスタオル

・パジャマ ⇒この2点は、病院で1日450円でレンタル

※とても便利なシステムで有り難かった。

手術後、1週間は入浴不可だったので タオルはかなり未使用。

 

あったら、いいかも♪

・靴べら 私は持参しなかったが、人によってはいいと思う。

 

 

 

 

入院は手術日前日

手術日前日に入院しました。

 

9時~10時に入院手続きを済ませるように指定があったので

丁度 ラッシュ時間と重なった上に

スーツケースの荷物と足痛があったので辛かったです。

 

入院手続きを済ませ、荷解き。

 

入院前日に病院の事務の方から連絡を頂き

希望の6人部屋が整形外科病棟では空きがない為

内科病棟に入院する事の確認を頂いた通りの病室でした。

 

この段階では、空き次第、整形外科病棟へ移る…というでしたが

最後まで、このお部屋にお世話になりました。

 

 病院で昼食を頂いた後は、検査と事前稼動確認のリハビリ。

 

確認事項は概ね

・手術前にはどれ位の速度で歩けるのか

・どれ位 股関節が稼動するのか

・力はどれくらい入るのか

等でした。

 

担当医は、その日不在だとご本人から聞いていましたが

19時過ぎに始めてお目にかかる整形外科のドクターが病室に来ました。

 

「入院診療計画書がプリンターの調子が悪く出ないので、後日に」

「マーカーつけさせて下さい」

( ↑「手術する方の足に、マジックで印をつけさせて下さい」が省力されていて

私の方から「マーカーって何ですか?」と質問して分かりました)

 

これが当り前のなのかもしれませんが

こちらとしては、手術前で不安でいっぱい。

 

(それでも希望を持ちたくて手術を決意したんですが…)

特に確認事項や気遣いの言葉もなく 

事務的なだけの対応で、心が閉じていくのを感じました。

 

 

・執刀医=担当医 

・執刀医グループ

・整形外科グループ⇒回診に来るだけで始めての方ばかり(この夜に来たドクターも)

 回診に来るので、症状を説明するが 噛み合わない事が多い。

 

大学病院? 整形外科?

ゆえの 独特の習慣?

オリジナル?

 

この辺りは、最後まで 「もやもや」しました。

 

夜8時~翌朝6時まで

経口保水液 摂取1・5リットル。

夜9時~絶飲食。

 

 

この日が自分の右股関節、最後の日。

入浴の時や眠る前に 沢山触って 感謝しました。

 

私の人生49年を一緒に歩いてきてくれて「ありがとう」

 

苦しいこと 辛いことも沢山あったけど

自分の足で やりたい事、悔いが残らない人生を歩んでこれた。

 

いつも自分の中で「これが最善」「これがベスト」と全力で走ってきたけど

丁度人生の折り返し地点、ここで これからの人生を見据えて

再出発します。

 

ありがとう ありがとう ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

自己血採血

手術20日前に 自己血採血を行いました。

 

この人工股関節置換え手術は 大量の出血が有り得るという事で

手術中の出血も生成して流用する事も見越し

自己血ストックは400cc。

 

痩せている訳ではなく

中年の小太りではあるものの 50キロ前後の私に

400ccの採血は 身体に思った以上に負担だったのでしょう。

地元の駅に辿り着くあたりで 貧血を発症。

 

 

何度か座りこんだりして 休み休み 自宅に辿りつきました。

完全に倒れるという訳ではない、この中途半端さが

逆に辛かったぁ!

 

家に着いて そのまま横になっていたら

数時間後には動けるようにはなったものの

翌日も少し 体調が悪かったです!

 

事前処方薬

クエン酸第一鉄錠50mg「サワイ」

シナール配合錠

 

 

採血前に 病院の所在地の管轄の神社へお参りして

“手術成功”を祈願しました。